慢性腎臓病CKDは、成人8人に1人が患っている生活習慣病。「CKD啓発動画研究会」は、CKD(慢性腎臓病)の認知度が少しでも高まることを願って活動しています。

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クライミング × CKD啓発で、ラジヘリ空撮?!

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 まだまだマイナーな存在ですが、このごろフリークライミングは人気上昇中のスポーツです。というわけで、CKD啓発動画研究会がクライミングとCKD啓発の接点を探るべく制作した動画がコチラです!
https://www.youtube.com/watch?v=aiDBJw1dZ1o
クライミングをラジヘリ空撮:かもしかハングでbang Bang CKD!

 この動画は、栃木県にある古賀志山の岩場の代表的なクライミングルート「かもしかハング」をエキスパートクライマーに登ってもらい、それをラジコン操作のヘリコプターから空中撮影したものです。地上からの撮影ではわからない手足の動かし方や岩の持ち方が映像となっており、このルートを登ったことがある方や登ろうという方には興味深い動画と思います。

 で、なんでクライミングでCKD(慢性腎臓病)?ということですが、クライミングと腎臓やCKDに特別な関係があるわけではありません。
 しかしCKDをはじめとする生活習慣病への対策としての運動習慣を考えると、マイナーながらクライミングも見逃せない種目と言えます。

 ただし興味をいだいてとりあえず始めて見ようと言う場合は、自然の岩場でのクライミングではなく、人工の壁にプラスチックのホールド(手がかり)を設置して登る、いわゆるインドアクライミングをお勧めします。
 インドアクライミングは適切な指導者のもとで、傾斜の緩い壁、持ちやすい大きなホールド、そして落下しても負傷しないようなマットを敷き、上に登るのではなく、左右方向の移動(トラバースといいます)で行えば、未経験者や低体力者でも各自の体力と技術に応じて運動強度や難易度が調節しやすく、そして他のスポーツにはない多彩な体の動かし方と手順を組み立てるゲーム性を安全に楽しめる遊びで、高齢者のリハビリに導入している施設もあるほどです。
 ただやはりウオーキングや体操などとくらべて、ずっと競技的な性格が強いのとやり方によっては指や片手で体重を支えるといった負荷が生ずるので、上達を焦ったり、人と競って無理をしやすく、怪我につながる種目であることも確かです。やはり、全く運動習慣がない方であれば、まずはウオーキングや体操、なわとび、ジョギング、水泳といった一般的で安全域の広い種目を身につけた上で、更に運動のレパートリーを増やそうという段階での候補とするのが安全でしょう。